« クーペルなんて信じな~い | トップページ | びびる »

2008/02/24

金返せ

映画「チーム・バチスタの栄光」をみた。

靴をスクリーンに投げつけたい衝動を抑えることが最初だった。最初にTBSという表示が出ていやな予感がしたんだ。

ミステリーの傑作を映像化して駄作になった典型的な作品。原作から入った方にはまったくお薦めできない。ミステリーではなく田口医師視点のヒューマンドラマ映画だった。

先に原作を読んでいて,誰が犯人役(氷室)をやるのかわかった上で観たのだが正直ココリコの田中直樹に壊れた役ができるのか不安だった。が,壊れ具合に注目する前に田口医師のヒューマンドラマになったので氷室の役割が薄くなった。

二つめ。Aiを導入したところがこのミステリーの解く手段であり,遺体をMRIにかけた時が最大のヤマ場なはずである。MRIにかけた分析結果をケース32終了後までひっぱった理由がわからない。ケース32は冗長。

三つめ。明らかにミスリーディングさせるシナリオだった。犯人を桐生医師にしたてるシナリオ。しかもMRIにかけてから。馬鹿にしているのか。

四つめ。白鳥調査官のロジカル・モンスター。TRICKの上田よりもすごいという評判を耳にしていたが,大したことはない。というよりも白鳥調査官のシナリオ部分が少なすぎる。

よかったところ。

     
  • 大友看護師の演技。言い方は悪いがかまってほしいという女性的な演技と白鳥に問い詰められたときにみせた冷酷な目つきはよかった。  
  • 田口医師と桐生医師が握手を交わせなかったところに伏線を張っていた点  
  • ケース31の術死の緊迫感
それでも星は1つ。ミステリー映画としては最低と評価する。ヒューマンドラマだったら普通だが,「チーム・バチスタの栄光」という映画だったら星1つ。

最後に細かいところ。 ウォッチン!みやぎで元TBCの根本美緒が出るという話がでてたのですぐにわかったのだが,田口先生にカルテを渡す病院職員の役やっていた。なんで出たの?

« クーペルなんて信じな~い | トップページ | びびる »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 金返せ:

« クーペルなんて信じな~い | トップページ | びびる »

2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

J League Division 2 Matchday 49

  • Img_0102
    90分のユアスタ優勝劇場 フェアで力強い,このチームのサポーターである喜び。